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起業家について思う [MBA]

5月からは現在受講しているCBB(Consumer & Buyer Behavior=消費者行動論)と並行して、
2年前初の英語科目として受講、落としてしまったEntrepreneurial Processに再チャレンジする。
起業家の考え方、行動について学んでいくものだ。
実際の起業家へのインタビューがGroup-Workの課題として盛り込まれており、
2年前の受講時は学生時代の友人にインタビューを申し込んだ。

5/5から講義開始となっているが、
GWということで時間も十分にあること。
また、CBBと並行しての受講となることから、
この時間のあるうちに講義、課題等必要な準備を進めたいことから
ブロードバンド講義の視聴は開始している。

他の科目同様、講師が登場してアカデミックな講義を行なう番組に加え、
CSスカパーで放送している参考番組も多く含まれており、
非常に参考になる。
数あるコンテンツの中から講師が講義科目に関連の深いものを
ピックアップし、各科目Programの中に反映しているのだろう。


今回のEntrepreneurial Processの中では、
日本の起業家を紹介した番組(日本語)が含まれている。
具体的にはファースト・リテイリングの柳井氏、イー・アクセスの千本氏が登場する。
2人とも起業家として素晴らしい実績を持った方だ。
自身の経験を踏まえて語られるひとつひとつの言葉に、
重みがあり、説得力がある。

「いい会社もそうでない会社もやっていることにかわりはない。
 しかし、その水準が違う。
 使命感がどう現場に伝わっているか。」
「理想を追求しながら現実に対応する。
 しかし実際は矛盾を抱える。その矛盾を解決しながら事業を進めていく。」
「経営者は鬼にも仏にもなって部下を徹底的に鍛え、勇気付ける必要がある。」
「経営は単純な常識を毎日実践していくこと。華々しいことは何もない。
 その常識を全社員が実行していく為には何が必要かを考える。」
「企業として利益は追求するが、どこかに美しい心を持っていなければならない。
 澄んだ目を数%でも持っておくこと。」

少し勉強をしている人、ものの本を読んでいる人の言葉を聞くと
よく「他の会社では~」「○○という会社では~」と他企業の事例を紹介しながら、
あたかも会社の外に、理想の会社、理想の経営者が存在するかのような文脈で語られることが多い。
しかし、柳井氏、千本氏の話の中で言われていることは、
自分自身の勤め先で言われていることと、本質的には違いがないのではないかと思っている。
ここで触れられている使命感、理想と現実の狭間での矛盾の解消、社会的使命、
これらのことを他人事ではなく1人称でいかに徹底して実行していくのか、
その点においては大きな違いはないのではないか。

一方でこれらの企業と大企業との間で超えがたい断絶も存在する。
それらは、明日自らの会社が倒産するかもしれないことへの強烈な危機感であり、
自らの事業の成長に向けた強い動機であると考えている。
「明日自分の会社がつぶれるかも」という危機感があるからこそ
全社員が毎日直面するそれぞれの業務についても
徹底度の違いが出てくる。
勿論トヨタのような例外も存在するが。

将来の自分のキャリアを考えたとき、
これまで「起業」という選択肢はなかった。
しかし、千本氏も言われている通り
「全てを自分でやらねばならない大変さはある。
 しかし、NTTに残っていたらそんな人生の振幅はなかった。
 サラリーマンのまま飲み屋で上役の悪口を言う人生よりもずっと楽しい。」
「この世を終えるとき、『俺はこれをやった』というものを持っておくべき」
大変さの反面、これらの面白さはあるのだろう。

そうはいうもののなかなか起業のネタが思いつかないという現実もある。
まだまだ勉強が必要ということだ!
タグ:MBA
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