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マネージャーとして日々感じるコミュニケーションの重要性 [仕事]

物事を体系立てて考えていくことの重要性について
多く学んできたものの、最近つくづく実感するのは、それらを実行することの難しさ。
勿論自分自身が先頭にたち実行していくことも必要なのですが、
当然それには限界もあります。
いかに仲間を動かして行くか、チームとして機能していくようマネジメントできるか、
この点がマネージャーとしての力の見せ所でもあると考えています。
そしてその際には職位に基づく他律的なマネジメントだけでなく、
内発的動機づけに基づく、チームメンバーの自律的行動が発揮できることの
重要性を強く感じる今日この頃です。

この点、いつも心に響くのが、産業再生機構のCOOも務められた
冨山和彦さんの言葉です。

以下引用-----------------------------------------------------------
もう一度いう。経営とはとにかく人である。人の動きがすべてである。人の行動を支配している動機づけやその人間性と、組織として追求しなくてはならない目的や戦略とが同期するとき、両者は最小限の葛藤で最大限の力を発揮する。より多くの割合でこの同期が達成されれば、その組織はより大きな力を集団として発揮する。これができれば経営者自身も含めて個々には弱い人間の集まりを、企業体として極めて強力な戦闘集団へと昇華させることが可能となる。しかもそれを市場や競合、技術革新、規制といった環境要因の変化に対応しながら持続的に行わなければならない。これがマネジメントなのだ。
引用ここまで------------------------------------------------------

理屈として理論として、もっともな意見をもっていても、
結局は組織として達成すべき目標と、メンバーの生の個人としての動機付けが、
同期していなければ、チームを動かしてそれらを達成することなどできません。
そして、その為にそれらのメンバーの腹に落ちるようなコミュニケーションを
日々愚直に実行していくことが、
綺麗な理屈、理論を100並べるよりも重要なのだと感じます。

まさにそういった「現実」という難しさの中で悪戦苦闘すること自体が
マネージャーの仕事の最大の醍醐味でもあるのですが。

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